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BPLレポート

Report

Kawaii Metal Collage NFTで5,555点を完売させた デザイナー藤井一志さんと「はじめてのNFT」講座を開催!

2022.10.27
堀川かなみ
IT活用

株式会社BPLは、2022年10月11日(火)穴吹デザイン専門学校(広島県広島市)が運営する放課後TALKで、卒業生でもあるデザイナー藤井一志さんと「はじめてのNFT」講座を開催しました。イベントには、クリエイターを目指す学生18名の方が集合し、NFTに興味関心の高い一般参加者もご参加いただくなど、幅広い年齢の方に集まっていただきました。

その中でも、「有名なNFT」「何故こんなに高いのか」「二次販売とは」「登録手順」「どうやって販売する?」「どうやって宣伝する?」「色んな企画も必要」といった関心の高かった内容をレポートしていきます。

まず押さえておきたい有名なNFTは、Bored Ape Yacht Club(ボアードエイプヨットクラブ)と呼ばれる世界一高価なお猿さんのコレクションです。一番高く買われたものは約3億円、一番安く買えるものでも約4千万円の値段がつき約1万点が買われている大きな市場となっています。

さらに大きな市場がCryptoPunks(クリプトパンクス)と呼ばれOpenSeaで一番最初に出されたプロジェクト。最初ということに付加価値が付き、なんと470億円の価値になっていますが、現在は出品されておらず購入はできない状況となっています。

NFTの価値があがる仕掛け

では何故こんなに高いのか?という疑問が出て来ますよね。470億円という一般人にとっては簡単に想像がつかめないこの価格ですが、何故、市場価格が上がっていくのかを解説します。

元々は制作者さんが出店すると購入者が現れます(Aさん)その購入者がその次の人(Bさん)に転売するという、転売を繰り返すうちに価値が高くなっていく仕組みとなっています。このように購入した人が再販売することを「二次販売」といい、二次流通すればするほどブランド価値が上がる仕組みとなります。

NFT販売の手順

販売してみたいと思っている方も多いと思いますが、NFT販売をするまでの道のりは長く、手順があるので解説します。

手順1、仮想通貨取引所に登録をして仮想通貨イーサリアムを購入します。

手順2、仮想通貨の財布メタマスクに登録します。

手順3、仮想通貨取引所で所持しているイーサリアムを、メタマスクに送ります。

手順4、メタマスクをGoogleChromeの拡張機能へ登録します。

手順5、OpenSeaに登録をします。

手順6、OpenSeaとメタマスクを繋げます。

手順7、OpenSeaで各種設定をして販売開始します。

以上の手順1〜手順7を行うことで、OpenSeaでNFTを販売開始することができます。

実際に販売する方法は3つで「固定価格で販売」「オークションで販売」「オファーで販売」です。オファーで販売は珍しい方法になりますが、値段を付けずに出品し値段を競ってもらうものではなく誰に売るかは値段以外で決めても良いものとなります。初心者の方には、固定で販売から始めることをおすすめします。

NFT販売で大切なマーケティングについて

NFTをOpenSeaに出したら売れるということではなく、もちろん自分で発信する宣伝が大事になります。Twitter上で買う人が多いため、Twitter上でNFTに関心がある人に対してしっかりSNSでも宣伝することが大切になります。

ただやみくもに投稿して宣伝をするのではなく、Twitter上でファンを増やすためには色々な企画が必要になります。実際に藤井さんの行っている企画をここでは紹介します。一つ目が「ギブアウェイ企画」こちらは、フォローやリツイートしてくれた方にNFTを無料で渡すという企画で、労力がかかってもお金をかけずに拡散することができます。二つ目は「二次創作企画」で、誰かの作品をオマージュすることで制作元のファンに向けてアピールできるので制作元の方のファンも自分のファンになってもらう可能性が高いです。三つ目が「コラボ企画」でお互いに宣伝しあう方法となり、少しハードルが高いですが確実にお互いのファンがファンになっていきます。作ったら作りっぱなしになりがちですが、しっかり発信することでファンを作っていくことが可能になります。

本イベントは、2日に分けて開催され1日目となるこの回は、「NFTの作り方」また藤井一志さんが「どのように仕事を創ってきたのか」を丁寧にお話しいただきました。最後に藤井さんへのQ&Aでは、たくさんの質問に回答いただき大いに盛り上がりました。

次回は2022年11月10日に開催予定。藤井氏がNFTでどんなプロジェクトを作り、どんな挑戦をしてきたか、クリエイターとしての戦略を前半でシェアしていただきます。そして第1回目に「買取企画」を準備しました。藤井さんが用意したベースを元に自分の作風でアートを作成するというもの。講座後半では、提出していただいたデザインの公開添削をさせていただきます。次回開催もお楽しみに!

登壇者プロフィール

デザイナー 藤井一志

穴吹デザイン専門学校にて最優秀賞を受賞。2019年、フリーのグラフィックデザイナー・アートディレクターとして独立。

Adobe主催の国内外のコンテストにて多数の賞を受賞。

コラージュアーティストとしても活動開始し、コラージュを使用したデザインに特化するようになり、特にアイドルなどのアー写のコラージュを多数手がける。2021年からNFTクリエイターとしても活動開始。国内外のNFTランキング上位に入り、複数のコレクションを運営。

https://twitter.com/kazushi_fujii_/

コーディネーター 川本真督

東京大学大学院卒業後、日立製作所に入社。2012年広告業として、東京で独立。2016年にUターンを果たし、一般社団法人地域ブランドプロデューサー協会を設立。2021年には株式会社BPL設立。2022年から、総務省地域想像アドバイザーにも就任。2018年から、広島県主催の人づくり事業を受託開始。ひろしま里山チーム500運営業務などをはじめ、多くの企画プロデュースに関わる。

堀川かなみ

中小企業の広報担当者や個人事業主の方へSNSで戦略を練り改善していく超伴走型の自立支援を行っています。

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